優勝をかけた最終戦。北陸大学vs金沢星稜大学

北信越大学サッカーリーグを制す。それは、同時に全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)への出場権を獲得することでもある。
11月4日(月・祝)、新潟県の聖篭スポーツセンター(通称:アルビレッジ)でこの優勝チームを決める最終戦が行われた。
北陸大学vs金沢星稜大学。石川の大学同士のライバル対決であり、勝った方が優勝というどちらも絶対に負けられない試合である。

試合は開始直後に動く。
前半2分に北大がFKのチャンスからあっさりと先制点を奪う。
その後もピッチを広く使いワイドな攻撃をしかけてくる北大に対し、星大はどうしてもラインを下げざるをえなくなり、ディフェンスの時間が長くなる。
一方、星大もパスカットから速攻を仕掛けるが、北大の素早いチャージと複数でのケアでなかなかフィニッシュに繋げられない。
前半はやや北大ペースのまま、1-0で終了。



後半に入ると星大のショートパスが徐々に繋がるようになり、サイドを何度か突破するものの、クロスの精度を欠き得点を奪えない。
北大は相変わらずワイドな攻撃とスピードにのったドリブルで幾度となく星大ゴールへ攻め込む。
そして後半26分、スルーパスに抜け出しシュート。北大に待望の追加点が生まれる。
勝利をぐっと引き寄せ、喜ぶ北大ベンチと応援団。
逆に星大にとっては重い重い2点目となる。
それでも星大は最後まであきらめず攻め続けるが、試合はそのまま終了。
北大の勝利=北信越サッカーリーグ初優勝となった。



試合後、北大の西川監督は「特にこの試合のために変えたことはありません。いつも通りのプランでした。向こう(星大)も同じでしょう。」と語ったように、今年4回目の公式戦でお互いに手の内を知り尽くした相手。小手先でごまかすことでどうこうなる相手でないことはわかっているのだろう。またインカレ出場については、「相手は九州代表とまでは決まっていますが、どの大学かはまだわかりません。それが決まってからしっかりと分析して試合に臨みます。」と内なる闘志を覗かせ、「頑張りますよ!」と締めくくったその笑顔からは、優勝でリーグ戦を終えた安堵感が漂っていた。

実はこの試合の後に行われた、新潟経営大学vs新潟医療福祉大学の結果によっては星大が2位となり、関東リーグの6位とのプレーオフに進む可能性もあったが、新潟経営大学が4-0で勝利し2位となったことでこの権利もなくなり、星大のインカレ出場への夢は叶わなかった。

この北信越大学リーグ。石川の大学が優勝すること事態も初の快挙である。
過去5年は、新潟経営大学と新潟福祉大学の新潟勢が独占していたが、ここに最近力をつけてきた石川の2校が加わり、現在は4強の時代となっている。
実力も徐々に全国レベルに近づいてきており、星大が出場した今年の総理大臣杯では、2回戦で準優勝した明治大学に力負けしたが、堂々1回戦を突破している。
北大と星大。この2チームはよきライバルとしてお互いを高め、これからも熱い戦いを繰り広げてくれるだろう。
ぜひ来年はこの熱い戦いをグラウンドでより多くの方に観戦してほしいと思う。

第41回北信越大学サッカーリーグ
◎最終順位(1部)
 優勝 北陸大学
 準優勝 新潟経営大学
 3位 金沢星稜大学
 4位 新潟医療福祉大
 5位 松本大
 6位 信州大
 7位 金沢学院大
 8位 新潟大
◎ベスト11
 GK 原田洋斗(北大)
 DF 内田錬平(星大)、高橋和雅(北大)
 MF 中山雄登(北大)、田中 僚(経大)、稲葉 旬(経大)
 FW 高橋直希(星大)、近藤教文(北大)、中田大貴(医福)、中村太一(経大)、橋爪健斗(北大)

平成25年度 第62回全日本大学サッカー選手権大会
12月14日(土)〜12月25日(水) 味の素スタジアム西競技場競技場、国立競技場(決勝)ほか
全日本大学サッカー選手権大会公式サイト