緊張の中、仮契約書にサイン。いよいよ憧れのJリーガーへ

2013年12月10日。内田選手には一生忘れられない日になった。
今年春から練習参加し、夏にはJリーグ特別指定選手として登録された「カターレ富山」への入団記者発表が行われたのである。
記者発表前には、在学する金沢星稜大学の学長室において仮契約が交わされ、事実上Jリーガーとなった。

契約に立ち会った坂野学長の話によると、内田選手は試合では全くといっていいほど見せない緊張した姿だったらしく、汗を拭うハンカチをカターレ富山の方に借りたそうだ。
確かに会見でも表情がこわばり、ピッチ上での内田選手とは印象が違ったが、記者からの質問に堂々と答える姿は頼もしかった。



記者発表出席者(写真左より 敬称略)
株式会社カターレ富山 強化スカウト担当 永冨裕也
株式会社カターレ富山 強化担当部長 竹林 淳
金沢星稜大学 人間科学部スポーツ学科4年次 内田錬平
金沢星稜大学 学長 坂野光俊
金沢星稜大学 サッカー部監督 小松崎 保

本人からは、自分のストロングポイントである高さ・ヘディングを活かし勝利に貢献し、自分がカターレ富山の武器と言われるように頑張りたいと抱負があり、カターレ富山竹林強化部長からは、それに対して期待している旨のコメントがあった。
以前、内田選手にインタビューした時に感じた人間性は、カターレ富山側も高く評価しているようで、心技体のバランスのいい選手という言葉で表現されていた。



終始緊張した面持ちだった内田選手も、ユニフォーム姿になると徐々に和らいだ表情となり、会見後サッカー部の仲間たちに囲まれるとようやくいつもの一大学生へと戻っていた。
今後はメディカルチェックを経て、1月中旬には本契約、下旬より1次キャンプ。2月上旬から2次キャンプ、開幕へと進んでいく。
内田選手には決してあせらず着実に階段を登っていってもらいたい。もしかしたら近い将来ツエーゲン金沢との対戦も実現するかもしれない。その時には彼のひと回りもふた回りも成長した姿を見せてもらいたいと思う。



[追記]後日聞いた話によると、内田選手は学長室で仮契約すると思っていなかったようで、ハンカチは持っていたのだが、それを入れていたカバンごと控え室に置いていたそうだ。彼の名誉のために追記しておく。(2013.12.12)